楽天KC発行のクレジットカード、楽天カード。楽天KCは旧国内信販。楽天に買収されて2005年に楽天KCと名前が変わった。基本的に、楽天市場のポイントがたまるカードと考えればよい。
楽天カードの特徴
楽天カードは、楽天市場をはじめとする楽天グループで使用可能な楽天ポイントがたまるカード。そのお得な点をまとめると以下になる。
- 年会費無料。
- 入会時に2000ポイントのボーナス（キャンペーンがあれば、さらに上乗せ）
- ポイントは100円で１ポイント
- 金曜日に楽天市場で買い物をすると、ポイントが＋１%になる。
- ポイント加盟店でこのカードを使うと、ポイント＋２％
順に考察してみよう。年会費無料は良い点である。そして現在のところ、100円につき1ポイントたまるカードは高還元といえる。
たまったポイントは、楽天市場や楽天Books，楽天トラベルなどで使用可能な上、ANAマイルに交換可能という利便性のよさが売りである。
しかし、楽天市場を含めたポイントについては、少し考えて貯める必要がある。
まず、このカードでたまるポイントは、どこで使ったとしても100円につき1ポイントである。通常、楽天市場で買い物をすると、どんな支払い方法であっても100円につき1ポイントたまる。
このことから、楽天カードの売りとしていろいろなところに書いてある「楽天カードなら、楽天市場でポイント２倍！」という文句は、カードのポイントと通常ポイントを加算した100円2ポイントであるので、特にお徳ではないことがわかるだろう。
また、「金曜日は楽天カードデーでポイント３倍！」というのにも注意。３倍とは、100円で3ポイントたまるという意味だが、上記の計算の２ポイントに加え、期間限定ポイントで100円1ポイントたまる。これは、少し遅れて付く上に、カードで支払いをした分にしか付かない。
期間限定ポイントは、その名の通り期間限定のポイントで、期間が来れば失効する。また、ANAマイルなどにはできない。
新規カード発行時のポイントについても同様で、期間限定ポイントであることに注意したい。
難しいことを書いたが、楽天で頻繁に買い物をするならば、期間限定ポイントなど通常のポイントと変わらず消費可能なので、お得であることには変わらない。
楽天市場をはじめとした楽天グループをよく利用するならば必須のカードであろう。
楽天カードのポイント還元率は？
楽天カードの還元率は実際いくらなのだろうか？
楽天カードは、どこで使っても利用額100円に付き1ポイントたまる。楽天ポイントは１ポイントが1円の価値と考えられるので、1%だ。これは現在の状況では高い還元率のカードになる。
次に、楽天市場で使う場合だが、金曜日は使用額につき上乗せで1%のボーナスポイントがつくので2%になる。もちろん、楽天の買い物はほかにもキャンペーンがあるが、その分は別計算である。
楽天市場の場合、ポイントでの買い物にもポイントがつくので、楽天カードで支払いを行う場合にはなるべく金曜日に、ポイントを使わずに買い物をすべきである。
また、楽天では「ポンカンキャンペーン」という、２ヶ月間に複数の楽天サービスを使うとポイントが数倍になるキャンペーンがある。これは現在、楽天カードがないと参加できないので、まずは楽天カードを持つ必要がある。
こう考えれば、楽天カードは最低1%のカードで、楽天のサービスの利用率によってボーナス上乗せがあるカードといえる。
結局、どんな人にお勧め？
少なくとも、楽天のサービスをよく利用する人以外にない。というよりは、楽天のサービスをよく使うひとなら、持っていないとおかしい。レベルである。
交換のことを考えると、ANAマイルをためている人。も当てはまる。
少々話がずれるが、楽天カードの利点として、元信販系の会社だけあって、枠があがりやすいことがある。大体数年使っていて、そこそこの利用があればショッピング枠が最大の100万円になるだろう。これは、たくさんカードの利用があるが、年会費を抑えたい人には有利である。
また、ネット通販のサイトだけあって、ネット不正利用保障や、このカードで購入した楽天市場の商品未到着保障などがあるのもいい感じである。
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