JCB発行の女性専用のクレジットカード。JCBは、三和銀行と日本信販が「日本クレジットビューロー」を設立したところから始まる。その後、三井銀行や協和銀行、大和銀行といった大手都銀が出資するなどして、JCBは日本最大の銀行系カード会社となる。
女性専用のカードだけあり、還元率よりもサービスに重点を置いたカードとなっている。
JCB LINDAカードの特徴
JCB LINDAカードは、JCBカードの女性専用カードである。JCBといえば、VISA,MASTERのようにカードのブランドに感じるかもしれない。事実、JCB発行ではないカードにもJCBのマークが付いているものは多いが、このカードはJCB本体発行のカードである。
さて、そのJCB LINDAカードのお得な点をまとめると以下になる。
- ポイントは1000円1ポイント
- コンビニなどでチャージレスで使えるQUICPayを使用可能
と、この2つは一般カードと同じ。これに加えてJCB LINDAカードでは、専用の以下の特典が増える。
- 年会費無料
- 会報誌「Monthly LINDA」
- いくつかのデザインから好きなものを選べる
- 映画でもおトク!「cinema LINDA」
- 「キレイ」のプロたちが本気でサポート。「LINDAリーグ」
- 選べる保険 お守リンダ
順に考察してみよう。まず、ポイントサービスは基本なので特筆すべきことは無い。
次のQUICPayについて。これは、EdyやSuicaとは違い、サインレスでクレジットカードが使えるサービス。iDやVISATouchなどと同様のものであるが、QUICPayはずいぶん前から加盟店の開拓を増やしており、コンビニやドラッグストアーを中心に使える場所が増加した。特に、セブンイレブンでいち早く使用可能となったのは記憶に新しい。
以下に、LINDAならではの特典の考察を行う。
年会費無料。じつは、JCBプロパーのカードで年会費無料というのは珍しい。しかし、JCB LINDAカードは、年会費以外に月々105円のデータ維持料がかかる。これは大きな落とし穴。普通に考えれば、105円×12ヶ月で年間に1,260円かかるので、普通のカードの年会費と変わらない。
これを無料とするためには、
- 月づきの携帯電話・PHSのご利用料金をJCB LINDAで支払う
- 支払い金額(本会員と家族会員の合計)が月額1万円以上
のどちらかが必要。つまり、毎月コンスタントにこのカードを利用する必要があるということ。これは注意したい。
会報誌「Monthly LINDA」,映画でもおトク!「cinema LINDA」,「キレイ」のプロたちが本気でサポート。「LINDAリーグ」については、JCBがプロデュースするサービスの紹介である。結構質の高いサービスもあるので、うまく利用したい。
最後に、デザインは良いとして、選べる保険 お守リンダというのは結構特殊なサービスといえるかもしれない。これ、結局は任意加入保健サービスであり、以下から選択が可能。
- プランA:女性特定がん保険
- プランB:天災限定傷害保険
- プランC:犯罪被害保険(盗難保険)
- プランD:傷害入院保険
任意保険なので、加入しないこともできるし、加入した場合には月額がかかる。しかし、その月額をカードで払うことができるので、支払いを集中させたい場合は良いだろう。
JCB LINDAカードのポイント還元率は?
JCB LINDAカードの還元率は実際いくらなのだろうか?
JCB LINDAカードは、どこで使っても利用額1000円に付き1ポイントたまる。この「OkiDokiポイント」は1ポイントが5円の価値と考えられるので、0.5%だ。これは現在の状況では一般的な還元率のカードになる。
しかし、JCB LINDAカードは、2年目以降は前年度の利用金額によりボーナスポイントがつく「JCB STAR MEMBERS」の対象ではない。
その代わり、ポイントが2倍、3倍となり「LINDAボーナス制度」が適用される。これは、入会月から支払い月までの年間利用額により、ポイントが2倍、3倍となるサービスである。
今年度のお買物お支払額累計 | 次の月から |
50万円以上100万円未満 | ポイント2倍 |
100万円以上 | ポイント3倍 |
早い月に利用金額が100万円を超えた場合、1.5%の還元率になる。
これは、1年ごとにリセットされるので、早い時期に支払いが多ければ多いほど還元率は上がる。可能であれば、入会月に100万円使えるようならば、次の月以降には1.5%還元となる。
最後に、JCB LINDAカードは、ポイントサイトのようなOki Dokiランドというものが利用可能である。このサイトを利用するとポイントが数倍になるので、うまく利用したい。
結局、どんな人にお勧め?
JCB LINDAカードは国内での加盟店が多く、純日本産カードなので、初めてカードを持とうと考えている人女性に良いだろう。実のところ、JCB LINDAカードはポイント以外の特典(東京ディズニーランド,東京ディズニーリゾートなどのタイアップキャンペーンなど)値引きだけではなくいろいろな特典があるので、積極的に持って歩きたい。
マイルに関しては、実はOki DokiポイントはJALでもANAでも交換可能である。飛行機に乗る人ならばどちらでも良い。
結論として、小額利用では目だった還元率ではないが、利用金額によるポイントアップがあるので、メインカードとして使いたい1枚である。
旅行に関しては海外のJCBディスクの評判は良いので、海外旅行のお守りにもつかえるのだが、旅行保険関連が薄いのでその理由ならばほかのカードを持つことを考えたい。
年会費永久無料!女性のためのカード「JCB LINDA」
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