JCB発行のクレジットカードの上級カード。JCBは、日本生まれの日本のブランド。
その上級カードのゴールドであるが、果たしてステータスカードなのかというところも考察したい。
JCBゴールドカードの特徴
JCBゴールドカードといえば、JCB発行のカードの上級カードということになる。
だが、実のところ、ゴールドカードだからといって大変なステータスがあるわけではない。昨今、各社から費用の安いゴールドカードが発行されているのがその理由。
しかし、日本のカード会社では「JCB ザ・クラス」と「三井住友VISAプラチナ」の2つのカードになると話が違ってくる。この2つのカードは、申し込めば取れるというものではなく、ある程度実績を積んでからでないと取れないというのがその理由。「JCB ザ・クラス」は、JCBカードの使用実績も関係してくる。そのため、JCBゴールドカードを早いうちから使うという人もいるらしい。
その点を踏まえた上で、JCBゴールドカードの特徴は、
- ポイントは1000円1ポイント
- コンビニなどでチャージレスで使えるQUICPayを使用可能
- ポイント優待店(JCB ORIGINAL SERIESパートナー)での利用でポイントが数倍
- 海外での利用でポイント2倍
という、一般カードの特典に加え、
- 海外旅行傷害保険の補償額は最高1億円。国内旅行は最高5,000万円
- グルメ,情報誌,イベントの案内
- 手荷物無料宅配券(片道)サービス
- 空港ラウンジサービス
- ハーツレンタカー割引サービス
がある。
順に考察してみよう。まず、ポイントサービスは一般カードと同一特典。
次のQUICPayについて。これは、EdyやSuicaとは違い、サインレスでクレジットカードが使えるサービス。iDやVISATouchなどと同様のものであるが、QUICPayはずいぶん前から加盟店の開拓を増やしており、コンビニやドラッグストアーを中心に使える場所が増加した。特に、セブンイレブンでいち早く使用可能となったのは記憶に新しい。これも一般カードと同一だ。
ポイント優待店(JCB ORIGINAL SERIESパートナー)は、JCBカードで支払いをした場合にポイントが数倍になる店舗たちである。この店舗を見れば、かなりメジャーなお店でポイントが数倍になることがわかるだろう。
JCBカードの一番の強みは、この日本国内に特典のある加盟店が多いということかもしれない。
以下に、ゴールドカード独特の特典の考察も続ける。
ゴールド限定のサービスを順に考察してみよう。まず、国内空港のラウンジ。これは特に特筆すべきでもない。手厚い海外旅行保険も、額の問題はあるが、ゴールドカードといえば付いているサービスである。
手荷物無料宅配券(片道)サービスは、JCBトラベルデスクで海外パッケージツアーを申し込み、JCBゴールドカードで旅行代金を支払うと、手荷物無料宅配券片道分(空港から自宅)を1組につき1枚もらえるサービスである。
一番聞きなれないのは、ハーツレンタカー割引サービスというものがある。これは、海外でのレンタカー利用の料金が割引になるサービスである。
これを見たとおり、ゴールドカードになるとクレジットカードの扱いが一般的な支払いカードから、生活あるいは旅行に密着したサービスカードになることがわかるだろう。
そして、年会費。JCBゴールドカードの場合、通常は年会費10,500円である。これは一般的なゴールドカードの年会費と同等である。
JCBゴールドカードのポイント還元率は?
JCBゴールドカードの還元率は実際いくらなのだろうか?
JCBゴールドカードは、どこで使っても利用額1000円に付き1ポイントたまる。この「OkiDokiポイント」は1ポイントが5円の価値と考えられるので、0.5%だ。これは現在の状況では一般的な還元率のカードになる。
しかし、2年目以降は前年度の利用金額により、ボーナスポイントがつく。
今年度のお買物お支払額累計 | 来年度 |
50万円以上100万円未満 | スターβ ポイント20%アップ |
100万円以上300万円未満 | スターα ポイント50%アップ |
300万円以上 | ロイヤルα ポイント60%アップ |
※JCB STAR MEMBERS 2010の内容
前年度の使用率により最大で0.8%の還元率になる。
さてこれ以外に、先に書いたWEB明細サービス「MyJチェック」に登録した場合、海外加盟店での使用でポイント2倍、街中のポイント優待店(JCB ORIGINAL SERIES)での使用でポイント数倍。つまり、ポイント優待店での利用が多ければ、0.5%以上のカードになると言える。
最後に、JCBゴールドカードには、ポイントサイトのようなOki Dokiランドというものが利用可能である。このサイトを利用するとポイントが数倍になるので、うまく利用したい。
実はポイントに関しては、ゴールドカードであろうと一般カードであろうと、還元率は同一である。
結局、どんな人にお勧め?
JCBゴールドカードは国内での加盟店が多く、純日本産カードなので、初めてゴールドカードを持とうと考えている人に良いだろう。特に、海外旅行を多くする人はゴールドカードが1つあると良い。特に、海外のJCBトラベルディスクは評判が良いため、JCB発行のカードを1つ持つと良いといわれる。
また、JCBカードはポイント以外の特典(東京ディズニーランド,東京ディズニーリゾートなどのタイアップキャンペーンなど)値引きだけではなくいろいろな特典があるので、持っているだけでも良い。
マイルに関しては、実はOki DokiポイントはJALでもANAでも交換可能である。飛行機に乗る人ならばどちらでも良い。
結論として、特に目立ったポイントの還元率ではないが、クレジットカードとしての使い勝手はいいカードで、1枚はあると良いと思われる。
また、将来、JCB THE CLASSカードを持とうと考えている人には必須のカードであると考えられる。
JCBゴールドカードは機能の全てが最高級。選ばれた人のための1枚。
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