三井住友VISAゴールドカードの特徴とは

お得なカード選び

 三井住友カード発行のクレジットカード。三井住友VISAカードの上級カード。
 今では区別もほとんど意味がなくなった銀行系クレジットカードであり、そういう意味では三菱UFJニコスのライバルカードである。
 三井住友VISAゴールドカードといえば、やはりステータスカードなのかということだが、そのあたりも考察したい。

三井住友VISAゴールドカードの特徴

 三井住友VISAゴールドカードは、クレジットカードの中では非常に知名度の高い三井住友VISAの上級カードである。
 実のところ、ゴールドカードだからといって大変なステータスがあるわけではない。昨今、各社から費用の安いゴールドカードが発行されているのがその理由。
 しかし、日本のカード会社では「JCB ザ・クラス」「三井住友VISAプラチナ」の2つのカードになると話が違ってくる。この2つのカードは、申し込めば取れるというものではなく、ある程度実績を積んでからでないと取れないというのがその理由。その実績を積むために三井住友VISAゴールドカードを使うという人もいるらしい。
 さて、そのゴールドカードのお得な点をまとめると以下になる。
 一般カードと同一の事項は、

  • ポイントは1000円1ポイント
  • コンビになどでチャージレスで使えるiDを使用可能

ということ。これに加え、

  • 国内空港のラウンジサービス
  • 手厚い海外旅行保険
  • ハーツNo.1クラブ・ゴールド会員無料
  • ドクターコール24

 ゴールド限定のサービスを順に考察してみよう。まず、国内空港のラウンジ。これは特に特筆すべきでもない。手厚い海外旅行保険も、額の問題はあるが、ゴールドカードといえば付いているサービスである。


 一番聞きなれないのは、ハーツNo.1クラブ・ゴールド会員無料ということである。
 これは、海外でのレンタカー利用の際の、面倒な外国語でのやりとりや書類手続なしに、出張や旅行のスムーズな移動が可能となるサービスである。海外に行って、レンタカーを利用する機会があれば便利である。
 最後のドクターコール24は、電話にて医療相談が受けられるサービスである。
 これを見たとおり、ゴールドカードになるとクレジットカードの扱いが一般的な借金払いカードから、生活あるいは旅行に密着したサービスカードになることがわかるだろう。
 そして、庶民がゴールドカードを持つのに抵抗があるのが年会費。三井住友VISAゴールドカードの場合、通常は年会費10,500円である。これは一般的なゴールドカードの年会費と同等である。
 しかし、ネットから申し込みをした場合、初年度の年会費は半額である。
 2年目以降の場合は、マイ・ペイすリボへの登録カードご利用代金WEB明細書サービスを利用した場合には、年会費は4,200円になる。
 ちなみに、初年度に300万円以上の決済をこのカードで行った場合には、マイ・ペイすリボへの登録が無くてもカードご利用代金WEB明細書サービスの併用で年会費は4,200円になる。
 このマイ・ペイすリボというのが、三井住友VISAゴールドカードをお得に使う上での最大の特徴である。
 実はマイ・ペイすリボというのは、月の支払いを特定金額だけにして、残りを次の月に繰り越す支払い方法(リボルビング払い)である。
 もちろん、借金と同じなので、繰り越された金額には年率15%の金利手数料がかかる。
 これだけだとただ手数料が上乗せされる不利な支払い方法だと思えるかもしれないが、支払い金額をその月の使用金額以上に設定することで、次の月の繰越を行わず、一括払いで支払うことができる。もちろん、このときは金利手数料はかからない。
 使い方としては、カードの使用限度額いっぱいに設定しておけば良いだろう。
 ちなみに、ゴールドカードは30才以上でなければ申し込み不可なので、20代の場合には、三井住友VISAヤングゴールドカード20sを申し込むことになる。

三井住友VISAゴールドカードのポイント還元率は?

 三井住友VISAゴールドカードの還元率は実際いくらなのだろうか?
 三井住友VISAゴールドカードは、どこで使っても利用額1000円に付き1ポイントたまる。この「ワールドプレゼント」は1ポイントが5円の価値と考えられるので、0.5%だ。これは現在の状況では一般的な還元率のカードになる。
 しかし、2年目以降は前年度の利用金額により、ボーナスポイントがつく。

今年度(2月~翌年1月)のお買物お支払額累計 来年度
50万円以上100万円未満 50万円で100ポイント
以降10万円ごとに20ポイント
100万円以上300万円未満 50万円で150ポイント
以降10万円ごとに30ポイント
300万円以上 50万円で300ポイント
以降10万円ごとに60ポイント

 ボーナスポイントを含めれば最大で0.8%の還元率になる。
 
 さて、先に出たマイ・ペイすリボであるが、昔は設定するだけでその月に一括払いしてもポイントが2倍になった。しかし現在では、金額の繰越がありリボ手数料を払った場合のみポイント2倍になる。
 このリボ手数料を払った場合というのが味噌で、手数料がもしも得られるポイントよりも少ない場合にはお得といえる。面倒でなければ、マイ・ペイすリボの設定金額の調整や繰上げ払いなどを利用してうまくポイントを稼ぐのが有効である。
 最後に、三井住友VISAゴールドカードには、ポイントサイトのようなポイントUPモールというものが利用可能である。このサイトを利用するとポイントが数倍になるので、うまく利用したい。

結局、どんな人にお勧め?

 三井住友VISAゴールドカードは知名度が高く、VISAマークがあればまず使えないところはないというスタンダードなカードなので、初めてゴールドカードを持とうと考えている人に良いだろう。特に、海外旅行を多くする人はゴールドカードが1つあると良い。
 また、将来、三井住友VISAプラチナカードを持とうと考えている人には必須である。
 ポイント交換のことを考えると、ANAマイルをためている人。も当てはまる。
 券面も威厳のあるパルテノン神殿であり、どえりゃーカードといわれる場合もあって、無難であることは間違いない。

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プロフィール
サクラローレル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。
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